寝床

アニメや漫画

ロゼリアのライブ雑記

  Roselia1stライブ追加公演に行った。アニメ系のライブに現地参加するのはこれが初めて。ライブビューイングには、ラブライブのファイナル2日目とデレマス4thSSA1日目を座りながらゆっくりみたことがある。基本的に体力がないので、昔からこのようなイベントは避けていた。一生行かなくてもいいかなと思ってたけど、ライブビューイングに行ったコンテンツに悉くハマった経験から、一度は何かに行っておきたいという気持になった。
 アニメ系のライブは、二次元では自分の身体で強烈な体験をするということができないから、三次元で演者と自分とが身体を使ってそういうことを意識させ、再び二次元に帰っていくのかな、とか思ってたけど、こういうことをうまく言うためには、きっともっと二次元アイドルアニメや声優ライブに詳しくないと言えないんだろうなという気もする。
 現地の空気を感じてしまうと、これから行く予定である、もうチケットを取った、デレマス5thSSAとバンドリ4thライブビューイングを私は楽しめるかなと心配になってきた。現地でサイリウムを振っていて実感したのは、気付くと他人のサイリウムの動きやリズムを見てしまっていて、演者の動きや演奏を見損ねてしまうことが度々あるなということ。私が気にしすぎなだけかもしれないけど。そんな中でそれなりに声援を送れたりサイリウムを振れたのは、目の前に演者がいて、手を振っている姿を肉眼で見れて、演者も自分たちの振っている光景をみているからだなとわかっているからだった。ライブビューイングでは演者と自分たち観客のそういった視線のやりとりはカメラの目によってあらかじめ遮断されている。じゃあ自分たち観客の声援を聞くのは誰? 全て自分たち観客に反射して返ってくる。この光景を楽しめるかどうかは、ライブに対する楽しみ方でしかないだろうと思う、つまり、ライブの後に友達や誰かと一緒になって盛り上がったり感動を分かち合いたいと思うか、そうでないか。
 内容に関しては、開演前のアナウンスでまた紗夜と湊さんがリサの手を借りて幼児退行に勤しんでいたし、OVA映像でもそうだったのでリサが過労で倒れる前にしっかり者のあこちゃんなんとかしてくれと祈っていたし、くどはるはやりたい放題だし、軍服衣装と熱色スターマインで涙は出るし、燐子と湊さんの絡みがすごくあって楽しかったし、ドラム聴いててめちゃくちゃ楽しかった。

バンドリ覚書

日菜が天才っていうのは、姉である紗夜の不器用さと相対的に比べた結果で、日菜自身の個性をあらわす単語ではないな、と思う。つまり日菜は天才ではないというのが私の考え。日菜は才能はあるし器用でもある。でも、天才に必要不可欠なものが抜けている。それは持続力と執着心。だから、紗夜と日菜、将来的にどっちが結果を残せるかと考えたら、凡人でもコツコツと結果を残して自分を振り返っていける紗夜の方だろうなと思う。日菜は自分のわだちを自分で作れないし振り返ろうともしない。だからいざ自分がつまずいた時どこで自分が失敗したかわからない。少なくとも今の段階だとそんな見解。いつの間にかアイドルをやめてしまって無職になり、紗夜に養われる日菜の図が容易に想像できる。


バンドリは作りが丁寧なので(若宮イヴは別)、どのキャラも魅力的だけど、氷川姉妹にこんなにはまってしまうのは、なんというか、この二人は色々と生きづらいだろうなと常々思ってしまうから。いや突き詰めれば生きづらくない人間なんていないのだろうなって思ってしまうのが私の極端なところだけど、氷川姉妹の受容のされ方をみていると、特にそう感じる。日菜は天才ではない。と繰り返し言うのも、私が学生時代、一番最初のテストで一位をとって、それからも一位を取り続けてたら天才って言われ続けてた経験も大きいだろうなと思う。コースが違う場所に行けば他にできる子はいたし、テスト範囲をきちんとやっていればできた問題ばかりだったので、なんで私は天才って呼ばれてるんだ、わけわからん、と唸っていた記憶が蘇ってきた。懐かしい。ここで言われている天才っていうのは雑なくくりの褒め言葉みたいなものだったというのが私の所感だった。こういうのって日本特有の文化みたいなものでもあるのだろうか。文脈を辿らないとある言葉の使われ方はわからないっていうのはどこでも共通だとは思うけど、言葉が過度に内輪に籠もりがちになってしまうみたいな。




パスパレのCDはまだ曲しか聴いてないけど、もっと大和麻弥と丸山彩の繋がりが好きになった。パスパレボリューションずなんて、モロだよね。歌詞の「キミ」がファンじゃないのは、歌詞の流れからも題名からも予測できるけど(ファンとの絡みはしゅわりんの役目)、基本的にパスパレは彩ちゃん中心曲なのでじゃあこの「私」に励まされてる「キミ」は誰?ってなると、自分なんかと決めつけないでアイドルになれる大切な気持ちをあゆみさんからもらって、それを自分がアイドルになってみんなに勇気をあげようとしてアイドルになろうともがいている丸山彩をみている大和麻弥だよね、という。ドラムの薄暗い一番後ろから頼もしくて輝いている丸山彩の背中を見つめてドラムを叩き続け憧れる大和麻弥革命だ。あやまやがみたい。

パスパレイベのカードで、日菜が憧れられる存在になれたらな、と言ってたけど、日菜の心持ちがどうあれ、彼女は憧れられるような目を向けられたのかな、と思ってみると、首をかしげる。天才という作中の扱い、または受容のされ方をみると。(モブ以外で、尊敬するモブはいくらでも生み出そうとすれば生み出せるから)誰が日菜のことを憧れるだろうな、って考えた時に、思い浮かんだのが若宮イヴだった。日菜とイヴの絡みは、普段は自由奔放で奇天烈な日菜が、年下のイヴを見守るような立ち位置になる。イヴはいつもブシドー言ってるからなんでもやりたがって、面倒見のいい日菜は器用に一緒にやってのける。……と色々と考えてみたけど、やっぱりイヴのキャラクターが邪魔して、どうもうまくいかない。というのも、フィンランド人と日本人のハーフ、ブシドー、元モデルという設定たちが、人生設定をうまく描写することに定評のあるバンドリの中で活かされていなさすぎるように思う。ざっと調べていたけど、フィンランドって花見できるんじゃないかな、とか。さきに若宮イヴだけ例外って言ったのは、若宮イヴにはどこか日本に憧れるハーフキャラのテンプレート的なものが散見されて、要素がうまく活かされていないから。モデル時代や学校での過ごし方に関しても、もう少し奥行きがほしい。ぱっとハーフキャラって言われて思い浮かべられるのはラブライブ絢瀬絵里だけど、よく考えたらクォーターだった。G's本誌展開、つまり原案の公野櫻子先生が書いたほうの絵里の話に限るけど、ロシアの話がバンバン出ていたので、イヴちゃんにもこう、せっかく名前がイヴなんだし、名前の日の話とか、してほしい。クリスマスだからこれからか。


SKY JOURNEY(試聴版) 感想

【試聴動画】ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 3rdシングル C/W「SKY JOURNEY」「少女以上の恋がしたい」

http://youtu.be/pp4PPsRsp4U


ユウ「SKY JOURNEY。直訳すると『空の旅行』になるのかな。最初に題名を出された時に感じた違和感は、どっちも名詞だからだね」


エミリ「英語には名詞の形容詞的用法もあるみたいだし、その要領でSKYが使われてているのかしらね。……しかし、わからないのは、SKYもJOURNEYも、定義が広いから、具体的にものを出すなら形容詞をつけないと、どんなSKYなのかどんなJOURNEYなのかわからないのよ」


ユウ「試聴を聴く限り、風景描写はないよね。わかるのは『僕』と『君』のことだけだ」


エミリ「おかげでこの曲の色が全然掴めないわ。澄み渡る青空なのか、雲がかかった鬱屈とした灰色なのか、闇に包まれたような不安になる夜空なのか。そして、ますますわからないのは、JOURNEYの正体はなんなのか……」


ユウ「『どこから来たの?ずっと遠くから』と『僕』と『君』が会話しているから、『君』がJOURNEYをしていて、『僕』の元へ来た、という感じかな」


エミリ「JOURNEYといえば、なんでJOURNEYなんでしょうね。travelとかtripじゃダメなのかしら。それこそ、voyageなんて、海に関係するじゃない?サンシャインにぴったりだと思わない?」


ユウ「多分それは、SKY JOURNEYの歌詞が、旅の過程に重点を主に置いたものだろうから、と僕は考えるよ」


エミリ「それはどういうこと?」


ユウ「手持ちの三省堂出版『ウィズダム英和辞典第3版』p2029のtripの項目に、trip、tour、travel、journey、voyageの違いが書かれてある。


tripは距離の短い外出・旅行から長期の海外旅行まで幅広く用いられ、通例帰ってくることを暗示する。頻度・回数などを表す数詞とも相性がよい。

tourは見学・視察目的で各地を巡り元の場所へ戻るような周遊旅行をいい、しばしば案内人を伴う。

travelは【U】で、主に仕事・娯楽目的で長距離の旅行を漠然とさすが、【名】の前で形容詞的に用いられることが多い。複数形は娯楽目的で海外など遠方の各地を訪れる一連の旅行を示す。

journeyは通例陸上の長距離・長時間の旅行を表し、必ずしも帰ることを暗示せず、《米》では文語的に響く。旅の過程に重点があり、時に苦労・困難を伴うことを暗示し、しばしば人の心理状態を示すような【形】と共に用いられる。

voyageは《主に書》で、海・宇宙の長い旅行をさし、時に運命的な旅であることを暗示する。


また、このjourneyの記述もそうだけど、歌詞をみると、『僕』と『君』は、『どこから来たの?』『ずっと遠くから』という会話だけみれば、他人にみえるかもしれないけど、『まるで僕の知らない世界に行ったと思わせるため息の色(?)』『きっと切ない誓い(時代?)があったのだろうだけど笑顔で明日を歌う声(?)』と言っているから、この二人は知り合いなんじゃないかなと僕は推測する。他人だったら、こんなことを感じないだろう、最初からお互いに知らない世界のままだしね。

『僕』は『ずっと遠くから』来て『まるで僕の知らない世界に行った』『笑顔で明日を歌う声』を持っている『君』をみて、『君』は『答えてるようで答えてない』曖昧な回答ーー『僕』がわからないだけかもしれないーーをしたといい、『きっと切ない誓い(時代?)があったのだろう』だけど前向きなその姿をみて、サビのようにうたう。サビは、全部『君』の、おそらくJOURNEYを経た『君』の、成長した強さにうちのめされた『僕』の嘆きの心情だろう。『僕』の知らないところで『君』は何をみたの?何を知ったの?また、『勇気が欲しいのは誰でも感じてることだと知ってるよ だけど人は迷いたがるね』と言うように、きっと『僕』は『君』が羨ましいんだ。余談だけど、この最後のフレーズ、ずるいよね。人は迷いたがるねって、迷ってるの、『僕』じゃないの?って。……まあ、これ、全部僕たちの妄想なんだけどね。だって全容わかってないし」


エミリ「この、全容がわかってない時にあれこれ妄想するのが楽しいんじゃない。

これから『僕』が、どう行動していくのか、また、まったく不明なJOURNEYの前にあるSKYの正体はなんなのか、フルがとても楽しみだわ」


アイドル事変:1話 感想

二次元アイドルものだから、という理由でアイドル事変をみたのですが、予想以上にとんでもないアニメだなと思ったので書き留めておきます。


アイドル事変に関しては、アニメ化前にすでにアプリやCDでコンテンツが展開されているようですが、私はアニメで触れるのが初めてです。

まず、政治×アイドルということで、どう説明してくるのだろう、と思ったら、「不況、貧困、広がる格差、そんな先の見えない時代に女神たちが降臨した」という一言を残し、議員には賄賂というマイナスの側面だけを残して、カメラはアイドルたちへフォーカスされていきました。
新潟で田植えを応援をするため歌ってた主人公の星菜夏月が、近堂幸恵に誘われ、アイドルへの強い想い?憧れ?から、諦めずアイドル坂を登りきり、先輩アイドル鬼丸静と一緒にライブをして、アイドル議員になる、という話ですが、所々、演説など選挙活動はしているものの、これだけでは政治とアイドルが結びつかないなと思います。

楼凱党がしきりに政治に歌って踊るより〜と正当性を結びつけるのもアイドルが政治と結びついているのが当然の世界だからこそで、このアイドルと政治が結びついた当然の世界、っていうのが、アイドル事変のとんでもないところなのだと感じます。

鬼丸さんの過去話、オーラでみんな(それもアイドル)を潰してしまうというのも、アイドルとして不況の日本を変えるというより、アイドルとしてどう輝くかというアイドルの側面が強い気がします。

ライブパートでも、観客が「ものすごいオーラ!」と叫ぶことから、オーラの可視化が伺えたり、それに圧倒され応援する聴衆たち、楼凱党の人も例外ではない。そのことから、この世界にはある一種のアイドル信仰が根強くあるのではないのかというのが強い感想です。

HPが重くてみることができないのでストーリーの背景が詳しくわからないのですが、「アイドル議員」という枠が議員の中に自然に組み込まれているならば、私が認識しているアイドル像とアイドル事変におけるアイドル像は一致しない、つまり、アイドル事変には指摘されるまでもなく当然アイドル信仰があってもおかしくはないのではないかとも思います。
しかしそうなると、どうしてもアイドル議員以外の議員が、楼凱党という名前であったり賄賂をしていたりと、マイナス面で強調されるのが目立つ印象です。この世界観は、アイドルが輝く舞台が整っている、と強く感じます。
アイドル事変はタイトルがアイカツのオマージュのようなものであったり、崖に似た(と言ったらさすがに言い過ぎか)アイドル坂を登ったり、オーラという要素がでたり、アイカツを見ていたものとしてはアイカツとデジャヴな光景が多くみられると思いますが、しかし、アイカツよりもアイドルに配慮されている世界観であると感じます。

アイドル事変はアイドル×政治のアイドルが徐々に革命を起こしていくアニメかと思ったら、そもそも聴衆たちがアイドルに対するアイドル信仰を持っているアニメなのかもしれない、という感想を持って、2話以降もみたいなと思います。


余談ですがアイドル事変OPのサビ部分のダンスパートは、アニメというより、非常に三次元アイドルのMVのようなカメラワークだと思います。

百合的に好きな2016年秋OPED(ユーフォ2ED、フリフラOP)


歌:北宇治カルテット/作詞・作曲:ZAQ/編曲:高田暁
絵コンテ・演出:藤田春香/作画監督:西屋大志/楽器作監:高橋博行


最初、大きな着ぐるみの楽器くんはてっきりユーフォくんだと思ってたのですが、よくみたらチューバくんでした。
なんでチューバくんなんだろう、ユーフォくんじゃないのかな、と思ってたのですが。
AメロBメロで、この4人はお菓子がたくさんあるにもかかわらず、お菓子に対してさほど興味を示さないというか、微妙な顔ばかりしているのが印象的です。服装や仕草、立ち位置からみるとこれはチューバくんが主催したパーティのようなものなのでしょうか。たとえば久美子はシャボン玉飛ばして遊んでるし(膝立ててるし行儀悪い)、f:id:train49:20161017024845p:plain
サファイアちゃんはマカロンでドミノ倒しを始める。

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葉月でさえ花を弄るし、

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麗奈はお茶を飲んでなんか怪訝そうな顔をチューバくんに向けてドキッとさせる。困惑気味なチューバくん。

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どうやらオーダーとは違うらしい。久美子はお菓子を否定する。私たちが求めてるのはこれじゃないんだけど。

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チューバくんの魔法によってマウスピース(サファイアちゃんの場合は弓)に変わるとみんなこれだよこれ!!私たちが欲しかったのこれなの!!!と歓喜し一斉に外へ飛び出します。

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たぶん楽器との運命の出会いを示唆するためにチューバくんだったのかな、と。1期の頃、あすか先輩にどやされて久美子がチューバくんになって葉月をチューバに引き入れようとしたことがあった。で、チューバとマウスピースがはまることで葉月はチューバを選ぶわけだけど。あれこそ(仕組まれてますが葉月からしてみれば)運命の出会いって呼ぶにふさわしいものはないですよね。麗奈にとってのトランペットもサファイアちゃんにとってのコントラバスにも運命がある。

で、問題の久美子。草原を必死に必死に走って行って、ふとした拍子に転ぶ。顔を上げてみると、そこには光り輝くユーフォニアムがあり、

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大切にほんとうに嬉しそうにぎゅっと抱きしめる久美子。

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このカット。
このあとすぐ麗奈が久美子に手を差し伸べるので一瞬なのですが、完全に久美子とユーフォニアムの百合。
ユーフォニアム繋がりで考えると、そもそも久美子にユーフォニアムの存在を伝えたのは姉の麻美子なんですよね。ユーフォニアムを吹くことにあたって、麻美子の存在っていうのは久美子にとって非常に大きい。だからなのか、たびたび久美子はあんなに嫌そうな顔したりドライなのにときどき麻美子のことを思い出したり、麻美子も麻美子でおめでとうを伝えたり、ユーフォニアムと久美子と麻美子の三角関係ですよ。間に挟まれたユーフォニアムはたまったもんじゃないですね。久美子はユーフォニアムのことが大好きですけどユーフォニアムを教えてもらった麻美子のことが忘れられないし、麻美子はユーフォニアムと別れたはずなのに未練たらしく久美子をみてはユーフォニアムを思い出しちゃうし。
そこに引力関係の麗奈とか秀一とか同じユーフォニアム共同体のあすか先輩とか、もういろんなひとと痴情の縺れが発生する。それもこれも楽器との運命の出会いのせいで、ユーフォニアムを吹いてるから吹奏楽部ってところに入部したからこそ出来てしまった関係で、人間関係だけじゃなく上手くなりたかったり色々な葛藤があったりして。おそらく楽器はファムファタルで、だからこのカットは非常に良いわけです。久美子はユーフォニアムに惚れてるんです。これがなくちゃ始まらない。そのあとの麗奈の関係も始まらない。

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チューバくんが指揮をしてるのもとてもいいです。楽器は自分で声を出せないし声を出してもらう側だけど、限りなく導いてくれて、ちょっとオーダーミスっちゃったりしちゃうドジな面もあるけど(人間がそれをミスらないよう技術で補わなければいけない、つまり上達する向上心とか、楽しむ気持ちとか)、愛おしい存在。かわいい。




2.フリップフラッパーズ OP「Serendipity
歌:ZAQ/作詞・作曲:ZAQ/編曲:R・O・N
絵コンテ・演出:押山清高/作画監督:小島崇史


何と言ってもパピカとココナ。
Aメロで、どちらもどこか憂鬱そうな雰囲気から始まり(曇り)、

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Bメロに入り雨降る夜、ココナが(おそらく)窓の外を見つめ、

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パピカは土管のなかで一人うずくまり、

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ココナは二人分の傘(黒と白)を持って駆ける。

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もうここでも圧倒的な百合を見せられてるのに、そのあと、サビで雨が上がり日差しが差し込む中、パピカが顔を上げるんですね。で、一人きりで寂しかったとか憂の感情が一切なく、ココナきた、ココナが来るって信じてた、 と言わんばかりの嬉しそうな口角の上げ具合。ココナも、心配かけさせないでとか切羽詰まった表情じゃなくて、ああやっぱりここにいたのね、と息を切らしながら確信めいた笑顔。

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ここの歌詞は聞き間違いがなければ「遠くでもずっとそばにいる、繋ぐ心ずっと離さない」とあります。素晴らしい。
(OP中の天気を抽出するとAメロ曇り→Bメロ雨→サビ晴れ)
で、極め付けは、最後に、2本分の傘をココナが持っていったにもかかわらず、違う色付き傘で、晴れた日に相合傘をしているんです。

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と言っても、OP中でこの色付き傘は出てきてて、Bメロの雨のなか土管の中央部分で差してあって(誰がさしてるんだろう、うずくまって待ってるし位置的にもパピカじゃないとは思うんですが)、

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サビ前で雨空に舞い上がったり、

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最後にパピカとココナが草原を駆けていったあとにふたたび晴れた空に舞い上がったり。

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ココナが持ってる2人分の傘は黒白だし、じゃあこれはもう相合傘用の傘ってことかな。話数が進んだら何かまた新しく真相がわかるかもしれませんが。
パピカがココナに身体を預けながら、ココナも目を閉じてパピカに寄り添う。

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天気と感情を連結させて雨を負の感情に見立てる、ようなことはよく演出でもみかけますが。傘はその面積から距離感やパーソナルスペースが物理的に生まれるもので、しかも晴れの日に、ココナが持ってきた傘じゃないまた別の傘でさしてて。晴れだからといって天気の全てを肯定せず、雨傘をさしてることにより日光すら2人の関係を邪魔できない。傘でできた影のなかで2人は幸せそうに微笑みながら肩を寄せる。こんな信頼と思いやりと優しさで溢れた関係性をたった1分30秒でみせられて泣かないわけがない。私の中のベスト百合シチュエーションに「晴れの日に雨傘で相合傘をする」が追加されました。



どちらもZAQさん作詞作曲のものですが、ほんとうに偶然です。
2016年秋全体をみると、他には灼熱の卓球娘OPのBメロの"卓球感"や、魔法少女なんてもういいですから。2期OPの江畑諒真さんなど、気に入っているものは色々あるのですが、個人的百合な視点からみて熱かったものを。今期は心なしかいつもよりたくさん百合があるように感じられて嬉しいです。

あんハピ♪雑談

ユウ「なんとなく作業BGMとして流してたあんハピ♪。めっちゃ面白かった」

エミリ「あれ。確かユウは、リアルタイムで観てた時、1話でなんだこれってなって、一応原作も買ったけど2巻までで読むのやめちゃったんじゃなかったっけ」
ユウ「うん。だって、不幸少女ってなんなの!? そんな極端な話なくない? それで皆さんには幸福になってもらいますよっーって、なんじゃそりゃって。そんなに幸福不幸ってわけられんの?って」
エミリ「現実的……」
ユウ「でも、全体を通してみてわかった。これ、多分ヒバリの悲恋とか牡丹の不健康とか、不幸少女(少年)のキャラクターの属性としてカテゴリーづけされてるだけで、幸福クラスに入るまでは、ごくありふれた普通で、だけど陰湿な日々を送ってたんじゃないかなと。花子は……例外だけど。蓮も原作のほうで休日出かけずに昼寝ばっかりしてるのは女難ぼ体質のせいって言ってるし。描き方を誇張したのかなと。現実的に描いてたらあんな笑えるコメディに出来ないだろうし。きっとぼくが無意識にこれは現実的にありえないって思っちゃってたから最初は拒否反応を起こしてたのかもしれない」
エミリ「牡丹の不健康なんか、手を握った拍子でしょっちゅう骨が折れてたりっていうのは、あんハピのコメディのノリじゃないと絶対に出来ないわよね。牡丹を現実的に描こうとするなら、学校に行けない不健康児として卑屈さがめちゃくちゃが増すんでしょうね」
ユウ「もしあんハピ現実的版があったとして、どうなるのかな」
エミリ「いや、たぶんね、あんハピ現実的版でも変わらないと思うわ。幸福クラスってところに入っちゃった時から。仮に現実的になったところで、おそらくアニメ1話での『友達の好きな人を誰かに言ったりしないよ?』っていう台詞やそれに頷く牡丹は変わらないと思う。幸福クラスに入った途端、あそこにいるみんな不幸少女(少年もいたか)はみんな何かしかにカテゴリーづけされて、天之御船学園っていう『船』に乗った瞬間から、閉じた関係、先生と生徒という学校のシステム、不幸という似た境遇、幸福になるという目標に沿って進んでくの。でね、肝心なのは、ヒバリを目の敵にしてるヒビキでさえも、ヒバリの好きな人のことを言いふらすことをしないこと。からかったりしないこと。ヒバリって、中学から好きな人のことでからかわれてたわけだけど、それがない場所に今はいる。そういう関係に今はある。あの中で、確かにヒバリは幸せを噛み締めてるはずなのよね。まあ将来ここを出たらどういう関係を結ぶかわからないし、進路はどうするか、という課題もしっかり原作でやってて、先生もしっかり面倒見てくれてて、天之御船学園幸福クラス出身の花子のお母さんが出てきたことも考えると、なんか泣けてくるわ」
ユウ「ん? そういえば不幸のカテゴライズってどうしてるんだ?」
エミリ「俗にいう変とか浮いてるとかじゃないのかなと考えてるけど」
ユウ「だったら、幸福クラスの意味は、変とか浮いてるとかを失くすってことじゃないの? 」
エミリ「ああ、そうか(そういう意味での船とかだったら怖いな、まあ学校って場所自体があれだけど)……ヒバリや牡丹、椿が目立つけど、悲観的である、みたいな?」
ユウ「でもそれじゃ、花子はなんで幸福クラスにいるの?って話になるよね。……謎だ」
エミリ「まだまだ続きそうよね、物語」


ユウ「ヒバリとヒビキの百合を推したい」
エミリ「王道でレンとヒビキでしょ」
ユウ「いやいや。勿論、ヒビレンもいいよ。でもね、この作品の魅力はなんといっても人物同士の距離感だ。ワンクッションあるのがいい。一見物理的とか率直な言葉とかでドストレートにみえるけど、ヒバリの好きな人に対する反応とか、あとヒビレンでも少し間があるのが絶妙なんだ。距離感があるのは作品の特徴の不幸体質のせいでヒビキがレンと近づけないのはレンが女難があってヒバリは自分の好きな人がばれたら……って悩んだりするけど、幸福クラスに集められて、関係性を結んで笑顔を浮かべて……と考えると、どう考えてもヒバリとヒビキの出会いは運命なんだよ」
エミリ「だったら、王道であるヒビレンが活かされない手がないわ。べったりじゃない二人のやりとりがここまで自然と描かれるなんてそうそうないわよ」
ユウ「平行線だ。……ところで、どっちもヒビキが含まれてるね」
エミリ「思うんだけどヒビキって百合の才能めちゃめちゃあるんじゃない?劇中で花子と一緒に探索することが多く、何かとレンと絡む牡丹に嫉妬し、ヒバリとはユウのいうような関係、レンとは言わずもがな、あと先生とも物まねでフラグがたった、椿も先生絡みでいけるはず。あんハピの関係性はけっこう固定されない流動的なものだから、なんでもいけるわね」


ユウ「あと、あんハピアニメで一番好きなのは7話。物語の軸(桜のことや響の工作セット)、会話の繊細さ(お見舞いに行く瑠璃と牡丹や花子不在の時チモシーが零す一言)、あとチモシーと蓮とか詰め込みすぎってくらいに詰め込まれてて、で終盤夜に朝を待つそれぞれと日差しを見届けるチモシーがいて、ED。あんハピはOPからEDの繋がりがよくて、ギリギリまで頑張ってハピネス掴み取ろう!→でも疲れたら休もう、明日にしようっていう。それが7話の花子が朝教室に来るシーンと重なって、とっても美しい回だったと思う」
エミリ「あと、願いごとが、花子が治りますようにじゃなく、せめて雨が止んでくれたらいいのに、なのもよかった。祈りと願いの違いは行動するかしないかっていうのはEDで書かれてるけど、花子が治りますようにって願ったって、どうしようもないのが、もうはっきりわかっている。『せめて』とちょっと諦め気味に呟くところで、だったらてるてる坊主でも作るかというどこか軽そうなノリで作りはじめる。勿論それは本当の気持ちでそれぞれは窓越しに雨空を不安げに見上げるけれど、きちんと明日を迎える。明日でいいからちゃんと花子を迎えよう、綺麗だったわ」

あんハピ♪ 第1巻 [Blu-ray]

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ふらいんぐうぃっち:5話 感想/繋がる日常

脚本:赤尾でこ/絵コンテ、演出:佐山聖子/作画監督:矢向宏志、浅川翔、上田みねこ、佐野はるか




ユウ「こういう"繋がる"話にめっぽう弱い。アイカツ15話、ラブライブ2期8話なんかも繋がる話だったなと思い出す」

エミリ「終始泣きっぱなしだったわね」



◻︎時を繋ぐ日常

ユウ「ふらいんぐうぃっちの魅力は、何気ない日常を何気なく描写することだと思うんだ」

エミリ「わざとらしくない、いい意味で素朴なアニメよね。ゆったりした音楽だとか背景の美しさとか会話の間とか圭くんのテンションとか千夏ちゃんのリアクションとか。言ってたらキリがない」

ユウ「だから、最初の食卓のシーンでお父さんが茜におかずをとられて食べられなかったり、そのあとお昼に一人だけ特別におかずを用意されていたり(食後にでもお母さんに相談したのかなと想像できる)……という描写がある。これが会話のなかでなく画面で静かになされてるのでとっても癒される。それぞれの人物の時間がそれぞれに流れていくんだ。
で、朝食後、各々好きな時間を過ごす。千夏とチトの話はまず置いておいて、ここでいいなと思ったのは、真琴の日記だ」

エミリ「ついつい見ちゃうわよね、片付けてる時なんかにふと見つけちゃうと。過去にタイムスリップしたような気持ちになって……」

ユウ「そう、そんな気持ちになるのが日記の魅力。日記を書くことで何気ない日常がより明確になっていく。漬物のビンをみつけて表記された日付から日記のページを捲り、正体を探す……そしてそれを食卓に並べる。10/3の真琴の日常が確実に生きた瞬間だ。何気ないんだけど、確かにそこにあるって実感できる」

エミリ「もし日記を書いてなかったら……ビンのカバーを開けて、そういえばピクルス漬けてたなあくらいのことは覚えてただろうでしょうけど、明確な気持ちなんかはわからなかったかもしれないのよね」

ユウ「あと、なおと真琴が桜の花びらのおばあさんと出会って会話するシーン。魔女との昔話をするおばあさんと、コイバナ(?)に食いつくなお。その様子をみた真琴が好きな人がいるんですか? と聞くんだけど、特にいないと答える。もし、なおに気になる人ができたら、この話を思い出すのかな……なんて思ったり」

エミリ「タイムカプセルをみつけたシーンなんかも。まあタイムカプセルってもの自体が時を繋いでるけど。あそこで千夏ちゃんがみかけた男の子3人が何をしてたか判明するわけだけど、なおさん&真琴、千夏ちゃんでは認識の差がある。つまり、『誰が埋めたかはわからないけどタイムカプセルがあの場所に埋めてある』と『男の子3人があの場所で何かしていた』」

ユウ「あの場所を通る時、それぞれ別のことを考えるんだろうなあ」



◻︎魔女と人の繋がる日常

エミリ「真琴は魔女なのよね。そもそもそこからもう日常じゃなく異常なことなのよね。でもみんな淡々と日常をこなしてる。真琴は圭くんやなおが素直に接しているから日常を過ごせるというわけもあるけど、それでも、千夏ちゃんはまだ異常なのよね、魔女がいるイレギュラーが」

ユウ「その探究心と好奇心が既に日常になってるんだよね、いい意味で。探ってくのは日常だけど、やっぱり相手は魔女や使い魔だから、千夏の身に起きることはイレギュラーがいっぱいなんだ。こういう距離感は、ある程度話数を重ねないと発揮できないし、程よい日常と異常のバランスを爆発させているなと感じてる。でもバランスはすぐ倒れる可能性があるから、日常が異常になったりするし(落とし穴が使い魔の仕業だと思う)、逆もまたあり得る。これもまた日常なんだよね」

エミリ「魔女がいなければあり得なかった日常なのよね。おばあさんとおまじない好きの魔女との昔話も、それがきっかけで出会ったというおばあさんのおじいさんとのエピソードも」

ユウ「魔女や使い魔の存在が人間と同化し日常が生まれてるわけじゃなく、それぞれがそれぞれに生きてて、それが日常となってる、ただそれだけなんだな」



◻︎チトで繋がる日常

ユウ「チトは、散歩してチトナビをして終わり、じゃなくて、観測者のような存在になってるのがまたね」

エミリ「例えば、千夏ちゃんがおまじないと共に桜の花びらを受け取ったこと(あと水道に流されてまあいっかとわりきること)となおさんと真琴がおばあさんから聞いたおまじないが一緒でそれが同一人物なこと、前述したタイムカプセルと埋めた存在の関係。チトだけにしか知らないこと。もしかしたら将来それぞれのエピソードがふとした拍子に繋がる時が来るかもしれないけど、その日に起きた日常はきっとこれからも各各今日だけの日常として語られてくこと」

ユウ「決して全部が全部、直接線で繋がってるわけじゃなくて間接的に繋がってるのが日常感を増してると思う。
でもそんなチトでもわからないことが一つある。千夏が、チトが魔法を使って落とし穴にはめさせたと思っていること。秘密って言ってるから、これは千夏だけの秘密なのだ」

エミリ「かわいい」



◻︎その他

ユウ「圭の声優さん(菅原慎介さん)ののんびりした感じがまたいい味出してる。千夏さんの声優さん(鈴木絵理さん)の演技もリアクションがいちいちかわいいし、なおはみかしー(三上枝織さん)って最初にきいたときびっくりしたんだけどよい。真琴(篠田みなみさん)はピッタリだ」

エミリ「おばあさんに魔女?って聞かれたシーンでの戸惑い具合はとってもかわいかったわ。あとおばあさんCV久保田民絵さん」

ユウ「一発でわかった。千夏も真琴もなおもみんなかわいいけど、今回はおばあさんがベストオブかわいい」