寝床

アニメや漫画

アイドルマスターシャイニーカラーズ覚書2

杜野凛世というアイドルが気になる。すごく気になる。なんでだろうと色々考えてたり調べたりしてくうち、凛世のコミュが文学と呼ばれていることを知った。たしかに情緒に溢れて素敵だと思うが、私もふとなるほどと思った。私は凛世のことを、プロデューサー=プレイヤー視点で楽しんでるのではなくて、ほかの視点、つまり「凛世とプロデューサーが出会って凛世の運命が変わった物語」を楽しんでいるのだと。プロデューサーはその物語に出てくる一人の登場人物であり、プレイヤー=私ではない。だって私、どれだけ凛世が美人でも多分彼女をスカウトなんてしない。できない。こわくて。何が?主体性がなくて。いやなんでこんなこと言うのかというと、似たような経験があるんだな。裏切りというほどでもないんだけど。私も懲りないなと思いつつ、凛世はかわいいと日々思っている。


凛世は少女漫画が好きと書いてあるけど、いつからというのはコミュで明かされてたっけ。シャニマスはソシャゲだからカードを手に入れないとコミュがそもそも見られない=キャラとの世界は広がらない。だからプレイヤーによってシャニマス世界観が違うと考えているけど(WING優勝してたりしてなかったり、Trueクリアしてたりそうでなかったりで、でシャニマス観大きく違うのだろうな)。夏葉と果穂のわんこたちと戯れるサポートカードがあったり、日本家屋で智代子から借りた少女漫画を読んでたりするプロデュースカードがあるのでその知識はあるのだが。それを元に考えると、凛世はプロデューサーとの出会いを自分なりに物語から発見しようとしているのかなと。凛世がプロデューサーに想いを馳せていることが放課後クライマックスガールズのメンバーにはわかられているらしいので(果穂やあと夏葉あたりにはわかられてないかもしれないが)、色々と入れ知恵されながら読んでいるのかもしれない。本をめくる時は文字に没頭し、その世界に埋没し、孤独になると思うのだが、凛世は違うのだろう。いつもプロデューサーやユニットメンバーの声があるのだろう。その身近な人たちと接するためのヒントを発見するために読んでいるのだろう。そこから何が言えるのかと言われると、正直まだ情報不足というか、判断するには尚早な感じもする。

少女漫画って面白いんだよな。時代の考慮は必要だけど。そういえば今期、箏曲部が舞台の、この音止まれ!ってアニメがやってるよね。凛世にオススメしたいけど、凛世がハマるかというと……(この音止まれ!はジャンプ系列連載の男性が主人公スポ根部活モノ)。当初は愛が主役ではなくさとわが主役の予定だったらしいけど(原作に書いてある。編集部の判断で愛になったらしい。さとわだと話が暗すぎるから。結果、爽やかな話になっているだろう。しかしさとわが主役になった時のじめじめさは容易に想像できる)。さとわが主役の話だったらハマってたかなとかは思う。

シルク・ドゥ・ソレイユ『キュリオス』仙台公演 覚書

2019/4/20土曜、シルク・ドゥ・ソレイユ『キュリオス』仙台公演、16:00の部を観た。その概要はHPに載っているので、そこに委ねよう。またパンフレットに記載もされていることだし、そこに預けよう。と言うのも私はこの公演を知人の誘いで行ったので、事前情報なし、サーカスとだけ聞いていった。だからシルク・ドゥ・ソレイユが詳しくどんな団体なのか『キュリオス』がどういった題材なのか、わからず、新鮮な気持ちで楽しんだ。


http://www.kurios.jp/index.html


席が正面後方だったのだが、前の席に座っている人の頭でちょうどステージが隠れて、全体を見渡せなかった。身体をよじりながらどうしたものかと思い、音楽と周囲の反応、照明で楽しんでたけど、そのおかげと言ってはなんだけど、私はいち早くその人を見つけることが出来た。ミュージックを担当しているシンガーの女性だ。ひょっこりと舞台装置の裏から顔を出し、気だるげにもたれかかりながら、しかし上品さは失われていない。蓄音機のようなものを背中から頭上へ設置していると記憶しているが、目が悪いので記憶しているかもしれない。

30分の休憩を挟んだ直後、黒を基調としたドレスを纏った彼女は、ミュージック隊として、表にはじめて出てきた。出番はほんの一瞬だったが、私はその瞬間なんだか雷を打たれたような心地になっていた。観客の一人が懸命に彼女に手を振っていた。しかし彼女は目配せをせども、振り返しはしなかった。表情は見えないけれど、私は想像する。彼女がどんな表情をしていたかを。それは私の内に留めておこう。もっともここまで書いたら想像に難くないことだと思うけど。

ミュージック隊が時々、客席から見える時があった。その時も私は彼女を見てた。時には左上方の台に乗って演目を伺うような瞳を覗かせていた。彼女の瞳に、『キュリオス』はどのように映っていたのだろう。

パンフレットをみても、彼女には名前がない。それは彼女自身の名前ということでなく、『キュリオス』においてということだ。シンガーとだけあるということだ。バックでただ歌うこと、それが彼女の役割なのだと。サーカスやシルク・ドゥ・ソレイユにおける歌の背景は詳しくないから、その指摘が正しいのかは微妙だけど、だからといって、彼女自身の名前を知って楽しむということは、少し違うような気もするのだ。11:11という1分間の時間の中で私が見ていた光景で、私は気づけば彼女を追いかけ続けていた。彼女は私が見ていた『キュリオス』という夢にいる幻想かもしれないし、憧れかもしれないし、また別の名前をつけることができるのかもしれない。それは私自身が決めることである。


CDの感想とか、みごとな演目の感想(特に透明なサーカスとか)も言いたかったんだけど、あまりに彼女の存在に興奮して感涙したのと、眠れないのと、全然関係ないけどシャニマスでマジつらいので今日はここまで。


アイドルマスターシャイニーカラーズ 覚書

アイドルマスターシャイニーカラーズ(シャニマス)にハマった。そもそもプレイしたきっかけってなんだっけって振り返ると、ツイッターでフォローしているかたが記事を書いているのを見て、興味本位でやり始めたのだと思う。というのも、記憶が曖昧である。さほど自分の中で重要じゃないのだろう。

ハマったきっかけより、現時点におけるシャニマスの魅力を語った方が、私としては有意義に感じられるし、それを語りたい。


シャニマスは「演出」の物語だ。それはゲームで得られるカード、特にSSR入手時の際などは圧巻だ。しかし「演出」という単語は、シャニマスというゲームの機能面だけに留まらないと私は思う。

3つほどあげる。


1、アイドルがユニット単位で組まれているため、アイドルの個性は「提供」された「演出」。

2、楽曲において、現段階ではユニットと全体曲のみで、ソロリリースがないため(あってもユニット曲ソロ)、アイドル自身を知れない「方向性」の「演出」。

3、それらを裏側から見ているプロデューサー(プレイヤー)ですら、アイドルの全てを知ることは出来ないという「ペルソナ」の「演出」。


1に関して。シャニマスのアイドル達は、何かしらのユニットに所属していることが前提となっている。そこからソロ活動をし各々の活躍を見せることもあるという描写もあるが、あるアイドルが「このユニットの中のあのアイドル」という所属は抜けない。これはわかりやすさも「提供」している。というのもシャニマスは現時点でユニットが5つ存在しているが、そこからアイドルを遡ることが可能だからだ。だが同時に、アイドル自身の個性「提供」を捨てることにも繋がる。なぜかというと、ユニットに所属する限り、そのユニットイメージに合わせた個性をアイドルは「演出」するからだ。


2に関して。ユニットごとに、テーマとなるような「方向性」があり、アイドルたちはそれに向かって自らを「演出」する。それは楽曲でもみられる。ユニットの「演出」とアイドルの個性が必ずしも一致するわけでない。ソロリリースが今のところないのは、アイドルソングのキャラソン化を防いでいる。


3に関して。1、2は、どちらかといえば、アイドルを見るファン視点での分析と言って良いだろう。しかしプレイヤーはシャニマスでプロデューサーとなり、アイドルをトップアイドルへと導く。その中でコミュニケーションをかわしていく。プロデューサーはファンが見ることのできない裏側を見ているはずなのだ。だが、実際のところ、プレイしているとわかるのは、アイドルたちのことなんてひとつもわからないということだ。テキストの「演出」も加味されているからだろうが、アイドルが本音を言っているのか、嘘を言ってるのか、虚勢を張ってるのか、わからない。プレイヤーは、与えられた選択肢を分析して、アイドルたちの「ペルソナ」を分析するほかない。それが正しいかどうかはプレイヤーの解釈による、という「演出」が施される。



個人的にソロ曲がないというのは、私にとってありがたい。アイドルがキャラソン、つまり己の内面を歌うことに抵抗があるからだ(ここでふとアイカツを思い出す。一期で全体共有曲→二期以降キャラソン化の変遷をたどっていたように思う)。というのも、アイドルが内面を歌ったところで、それを真実だと信じる根拠は、歌にあるのだろうか?だとすれば、アイドルでなく、曲や詩を作ったクリエイターを信じるべきなのではないか?アイドルは所詮、これが私の内面ですと語られた道化なのではないのか?と疑問がつきまとうからだ。ならばアイドルである必要はない。アーティストでよい。さまざまなメディアが発達している今、アイドルに拘る必要はなにかということだ。


そしてもう一つ、トップアイドルとは何かという疑問が、ふとつきまとう。シャニマスPは、さまざまなアイドルをアイドルとして肯定していく。しかしだとすれば、誰がトップアイドルなのだろう?トップアイドルをどのように定義するのだろう?

私は、トップアイドルという定義自体、もう今ではないんじゃないかと思う。無理やり作るとすれば、知名度や経済など絡むのだろうが、果たして、多様なアイドルが今存在している中、それだけがトップアイドルの条件なのだろうか、と思う。


そして私は今日もWING優勝できない。かなしい。

バミューダトライアングル〜カラフル・パストラーレ〜 雑記

バミューダトライアングル〜カラフル・パストラーレ〜という物語は、感情が連続しているものではない。ソナタ、キャロ、フィナ、セレナ、そしてカノン。独立している個々が、それぞれ大切なものを見出していくという、極めて自発的な話だ。だから、このアニメを、物語といってしまっていいのか、そのことには、疑問が残るであろう。敢えていうなら、人物に連続性がないのであれば、それを視聴者が見出すことになるのだ。

どちらかといえば、このアニメはドキュメンタリー的な作りかもしれない。パーレルという村に焦点を当てて、その全体像を描いていたのかもしれない。もちろん、視点はソナタたちに寄っていたが。10話にてソナタがパーレル始まり伝説をなぞらえたお祭り撮影係でも、それは対応する。ソナタはきちんと取れていなかったと反省するが、卑下することは何もないのだ。だってそれはソナタの見た世界、キネオーブに残ったその映像は、パーレルに残されたお祭り資料と同時に、ソナタの認識世界、ソナタの良かったなあって思っていた世界でもあるのだから。それを、映画館という場所で、共有するのだ。ちょっり恥ずかしくても、拙くても、共有という体験を経ると、人は変わる。もちろん、マーメイドでも。


カノンは、共有がしたかった。自分だけが発見した小さなキネオーブの景色を、みんなと共有したかった。でも同時に、自分の夢も共有したかった。オーディションに出て、歌うという夢。それも一人ではなく、五人で、という夢。でもそれは矛盾することだった。どちらかを選ばなければならないことだった。だから、カノンは結晶化した。結晶は、矛盾した気持ちを素直に言えない心の葛藤なのではないのかと思う。作中、ヴェラータも結晶化したことあったと、アルディが語っていたが、散々パーレルについて愚痴を言いつつ、何かその心中、思うことがあったのかもしれない。


皆は、カノンの気持ちを推測はすれど、決めつけようとすることはしない。カノンを結晶化したまま四人が歌っていたのは、カノンがそう願っていたからかな?という推測で、そうあるべきだというわけではない。そう、皆、不安だったのだ。思えば皆、パーレルという村から、出たがっていたではないか。なのにどうしてあの場所にいるのか。ヴェラータもどうして嫌々ながらも故郷の場所を逐一覚えているのか?そこには、寄り添う心の存在があるからだ。皆、優しいからだ。パーレルという場所が、とてもいいマーメイドやマンタやアザラシ、ひじき、塩ゼリー、サンゴ糖、映画館に、恵まれ、時間の流れがゆったりとしているからだ。

カノンの結晶を破るのに、余計な詮索は要らなかった。心に寄り添うことができればそれでよかった。それは、歌うことだった。そしてそれは、四人もなんだか楽しかったことだった。カノンは四人によってパーレルという村を気に入り、四人はカノンによって歌を気に入った。


シャボンはカラフル・パストラーレを祝福する。その名のごとく、すぐに弾ける泡のように、刹那の夢を、観客に伝える、アイドルとして。輝きは一瞬だ。キネオーブが壊れ復元が不可能なら映画が見られないように、アイドルがいなくなればそのアイドルを生身で追いかけることもまたできない。カラフル・パストラーレは、ステージに立った瞬間、一つの作品となった。パーレルにそれを記録できる媒体があるのかは、定かではない。しかし、もしキネオーブに記録できるのなら、きっとこの先も受け継がれるのであろう。そして砕け散っても、その姿は未来に語り継がれるのであろう。


パーレルに伝わる伝説の話。パーレルとなった元の真珠。それが砕け散った後、小さな光となり輝くこと。クラゲにならず、たったひとつの真珠を見つけること。

例えば、今、カラパレは円盤発売の知らせが届いていない。アニメのサウンドトラックや関連情報が、ない。配信サイトではなお見られるが、それもいつ終わるのかわからない。いずれ私たちはカラパレを一生見られなくなってしまう日が来てしまうかもしれない。それは大げさに言えば死と同義、いやいずれ誰からも忘れられてしまうと思えば、死と同義ではないのか。

しかしそんなことはないだろう。だから私はこれを書いている。カラパレはここにあった。間違いなくその存在は私の心に刻まれ、最終回では涙を流させられた。

さすがに多忙に追われてる際などは、いつもカラパレを思い出せなどというのは、無理がある。しかし、ふとした時に思い出すアニメとなったことは、言うまでもないだろう。その感情をカラパレに想いを募らせた各々が抱えて生きていくこと、それこそまるで、小さな光となって輝いて、それでいいのですとソナタが言っていたこと、そのものではないかと、思う。

香取神宮・鹿島神宮、日帰り散歩 雑談

ユウ「岐阜に行きたい」

エミリ「行ってらっしゃい」

ユウ「エミリもいくんだよ」

エミリ「行く理由がないわよ。だいたい疲れるし、いやよ」

ユウ「だって一人じゃつまんないじゃん?」

エミリ「うっわ、相談もせずに自己完結……」

ユウ「日帰り岐阜旅行とか楽しそうじゃん?」

エミリ「まさかの日帰り!?せめて一泊でしょうよ!?関東からはキッツイわよ!」

ユウ「だってお金ないし……」

エミリ「体力と健康とモラルと私の意地を天秤にかけたって日帰りはダメよ」

ユウ「ええーーーーーー」

エミリ「じゃあ私は行きません」

ユウ「香取神宮に行こう!日帰り圏内だし!」

エミリ「……まあそれくらいなら?」

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ユウ「というわけで香取神宮だ!」

エミリ「ユウのお父さんたちが良心的でよかったわね……普通ここまで子どもの突発的な行動についてこれないわよ」

ユウ「そうかな?人それぞれだと思うけどね」

エミリ「そうなのかしら……」

ユウ「まだ桜はまばらだねえ」

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エミリ「どうして香取神宮なの?」

ユウ「んーとね、前に鹿島神宮に行ったんだ。刀使ノ巫女ってアニメにハマっててさ。作中で出てきたり、ここで派生した古武道がヒロインの一人で使われたりしてるんだ」

エミリ「そうね。どっぷりね」

ユウ「去年のクリスマスに行った」

エミリ「私と出かける約束を放り出してね」

ユウ「ホントスミマセン」

エミリ「これでチャラということで?」

ユウ「飯、奢ります」


ユウ「なんかいい感じのお店があるなあ。お昼にはまだ早いから、ここで休憩しよう」

エミリ「お団子とお餅とコーヒーのセット……美味しそうね」

ユウ「それ二つにしよう」

エミリ「あ、なんかパンフレットみたいなのがあるわ」

ユウ「ほんとだ。……香取神宮の祀ってる御祭伸は経津主大神(ふつぬしのおおかみ)。御神徳は、迷いを断ち切り、不動心を養う、だって」

エミリ「へー。『産霊』と書いて『むすび』と読む。これ『結ぶ』の語源なのね。自然の中に神さまを見いだしたりすることが日本では昔からあったりするわけだけど、その新しいことを生み出すはたらきのこと、らしいわ」

ユウ「それを結ぶ縁が、言葉なんだね。言霊が宿るってよくいうけど、霊はお化けとかじゃなく、在ろうとする力なんだってさ」

エミリ「ネガティブ、ポジティブとかの話になると少し行き過ぎと感じてしまうけど、面白いわ」

ユウ「あと、奥宮に祀ってあるのが『荒魂(あらみたま)』、本殿に祀ってあるのが『和魂(にぎみたま)』とも書いてあるね。といっても、荒魂は天変地異を働かせるとか悪い側面ばかりじゃなくて、想いを突き動かす原初的な部分もあるんだってさ」

エミリ「つまり?」

ユウ「もしも仮に怒りを感じたら怒りに身を任せるのでなく怒りをパワーに変えよう、的なやつ?」

エミリ「わからないわ」

ユウ「かなしい……」

エミリ「どちらかといえば、本編で語られた寂しさとか、そういう面な気もするけど」

ユウ「そこまで行くと考え過ぎかなと思うけど。でもその寂しさが核となっているから、刀使ノ巫女本編における荒魂のテーマが面白かったんだろうなって思う」

エミリ「あとは、時間という概念がないって言ってたでしょ確か。死もない、と。ここら辺非常に重要な部分だと思っているわ」

ユウ「何が?という部分が抜けているのが肝だね」

エミリ「うまく余白を残すのも大切よ。というのはジョーク。あの話は荒魂の話ではなくて、刀使の話、だからというのが、私の見解よ」

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ユウ「というわけでまたきちゃった。鹿島神宮

エミリ「瞬間移動っ!?」

ユウ「僕の手にかかればこのくらい大したことないのさ」

エミリ「じゃあ帰りもよろしくね」

ユウ「……」

エミリ「……」

ユウ「……」

エミリ「……なに?」

ユウ「……いちにち、いっかい」

エミリ「だと思った」

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ユウ「道はこっちのほうが広いね」

エミリ「楓があるから私は香取神宮の方が好きだったかな。桜もあるし」

ユウ「全然違うんだね。僕の家族は初詣とか敬遠して行かなかった人たちだったから、神社に行く機会もなくってさ。今行けてよかったなあ」

エミリ「それは確かにそうねえ」


ユウ「お昼はカレー南蛮をたべよう」

エミリ「私は天そばかな」

ユウ「いただきます」

エミリ「いただきます……の前に、席外すわね」

ユウ「先食べてるねー。……あ、これ美味しい」


エミリ「ユウ!!」

ユウ「うわ、なに!?まだお客さんいっぱいいるよ?」

エミリ「あそこ!トイレ!見てきなよ!すごいわ!」

ユウ「え?わかった」

エミリ「あ、天ぷらおいしい!」


ユウ「やばいやばいやばい」

エミリ「でしょう!?」

ユウ「まさか扉の向こうが喫煙所なんて想像つかないよ!」

エミリ「夜はスナックかなにかになるのかしら?」

ユウ「そうなの?」

エミリ「入口が他にもあったもの」

ユウ「あ、そういえばけいおんの唯ちゃんのフィギュアがあった!」

エミリ「めざとい……」

ユウ「ごちそうさま」

エミリ「ごちそうさまでした」


ユウ「休日だと売店も混んでいるね」

エミリ「満員ねえ」

ユウ「あ、そういえばここの広場で前は笛吹いているおじさんがいたんだ」

エミリ「風流ねえ」

ユウ「……」

エミリ「……」

ユウ「今日はオカリナが聴こえるね」

エミリ「ジブリの、ナウシカだったかしら?聴こえるわね」

ユウ「結構遠くまで響くんだよ。いいよね」


エミリ「さて。気が済んだ?」

ユウ「ほんとは図書館も行きたかったんだけどね」

エミリ「流石に疲れちゃったわね」

ユウ「たまには歩くのもいいでしょう?」

エミリ「まあ、ね?」


(香取)

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(鹿島)

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雑談

ユウ「グリッドマンを倒すにはどうしたら……」

エミリ「完走、したのね。グリッドマン

ユウ「うん……ツイッターで話題になっているのは見かけてたんだ。でも色々忙しくてさ。タイミングってあるじゃん。それが今だった。で、見たんだけどね。最終話でね。なんかね。もやっとしてね」

エミリ「もやっと?」

ユウ「うん。アレクシスとグリッドマンが戦ってる時にさ、無限の命とか有限の命がどうたらこうたら言ってたじゃん。脈絡なさすぎじゃない?」

エミリ「アカネがあの世界における神さまで、偽造物だから……みたいな?」

ユウ「無限とか有限とかあった?そこが引っかかっててさ。内海くんが自分たちは作られている存在だよって言われてショック受けてる時、いや俺両親も親戚も過去もあるし、って言ってたじゃん。あの発言自体においては、時系列で同一人物かを求めているんだよなーっていう」

エミリ「そこに無限も有限もないと」

ユウ「時間の話ということで無理やり読み取りはできるかも。でも内海くんは一般人だよ俺なんもできねえよって嘆いてたじゃん。戦ってたのはグリッドマンで、アカネのいちばん近くに行ってあげられてたのは六花じゃん。内海くんは好きになってたじゃん。それはおそらくアカネの設定なわけでしょ。なんだろうね、命の話ってこう、生命倫理の話っていうかさ、じゃあ何、無限の命は必ず倒されなきゃいけないのか、って言われたら、なんかこう、なんかね」

エミリ「もにょってる部分に関してはわかったけど、内海くんのアカネへの好意が設定っていうのは……どうだろ。明言されてたっけ」

ユウ「自信なくなってきた……なんとなくでボクはアニメをみてるんだ……快楽だけでアニメを見ていたんだ……ううう……」

エミリ「そういうものよ」

ユウ「閉じ込められたアレクシスの気持ちを考えると心がつらい。友達や一人じゃないって話をしていたのに、アレクシスは救われないんだ……」

エミリ「でも、悪いことはしたんでしょ?」

ユウ「悪いことはアカネも同じ。じゃあ何が違うんだろう。やっぱり有限の命か無限の命か?でもそれって……」

エミリ「……あんまり、かもね」

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ユウ「というわけで海に来ました」

エミリ「なんで?明日、私たち、学校よね?どうして夕方にこうして連行されなくっちゃいけないわけ?私、お墓まいりでくたくたなんだけど?」

ユウ「アレクシスを助ける方法を考えなくちゃって思ったら……つい……ああ待って聞いて。こうね、歩くと思考整理になるんだよ」

エミリ「で、アレクシスを救う方法は思いついたの?ていうか、アレクシスを救うって、何?」

ユウ「あ、まずはそこからか」

ユウ「海だーーーーーーーー!!!!!!!」

エミリ「話ぶった切るなーーーーーーーーー!!!!!!!」

ユウ「無理だよ!!!!風強くて砂もざっしゃざしゃに浴びてるなかテンション上がらない方がおかしいって!!!!!!」

エミリ「それはそうかもだけど!!!!!!!」

ユウ「で!!!!アレクシスの話だよね!!!!!!」

エミリ「そうね!!!!!!!」

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ユウ「ひじき??なにこれ?まいっかひじきだーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

エミリ「バミューダトライアングルカラフルパストラーレだわーーーーー!!!!!!!」

ユウ「美味しかったねひじきサンド」

エミリ「映画はひじきサンドなんだよって言われると、なかなか意味がわからないけれどね」

ユウ「パーレルという小さな村に住まう幼馴染と、外部からの来訪者。そしてそれをとりまく大人たち、日常。人魚という形態をとりながら、アイドルものという一定層にはある程度見慣れたテーマを打ち出している……んだけど、今のところ、映画製作で話が進んでいるのが、なんだか不思議。個人的には8話がオススメだな。非常にテクニカルなアニメだと思う」

エミリ「で?アレクシスは?」

ユウ「……」

エミリ「……」

ユウ「なんだっけ?」

エミリ「……好きに喋って?」

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ユウ「アレクシスってさ、アカネと一緒で、利用されてたんだと思うよ」

エミリ「黒幕がもっといるってこと?」

ユウ「ううん。違う。自分自身に利用されてるってこと」

エミリ「よくわからないわね」

ユウ「後半になって執拗にアカネに怪獣作ってーって絡んでたじゃん?あれさ、まるでだだをこねる子供みたいでさ、なんかいたたまれない気持ちになったんだよ。いたたまれないっていうのも変かなあ。なんて言えばいんだろ。自意識過剰?」

エミリ「うっわ、ユウにだけは言われたくない言葉ね」

ユウ「最近それボクもおもってる」

エミリ「そういえば、情動が怪獣をうむみたいなこと、言ってなかった?アレクシス」

ユウ「そう。そうなんだよ。アカネの情動を利用してたじゃん、アレクシス。アカネと一緒でさ、単純にすっごい楽しかったんだろうなあって思うんだよ。でもさ、それは結果的に一つの世界を破壊することで、誰かが泣いてることだったんだよ。でも、それをアレクシスに教えて、で?ってなるでしょ。たぶん。情動はあるけど、使い方がわからない、みたいな」

エミリ「六花とアカネの会話に割り込んだのも、結構子供じみた理由だったのかもね」

ユウ「こういうのもなんだけど、あの二人の中に嫉妬しているのかなって。いや正確に言えば、六花に嫉妬しているのかな。アカネをとらないで、って。アレクシスにとってアカネは大切な友達だったんじゃないかな。だからアンチくんだって消そうとしてた。そうしたら一人じゃなくなるから」

エミリ「難しい話ねえ。グリッドマン、結局なんだったわけ?」

ユウ「あのアニメの視点がグリッドマン側だし、なによりアニメが楽しいし。アレクシスを救うためにグリッドマンを倒したいけど、それはそれとしてボクもアクセスフラッシュしたくなっちゃうよ。したくない?」

エミリ「いや別に」

ユウ「かなしい……」


ユウ「あ!」

エミリ「急に大声出さないでよ」

ユウ「アカネって六花のこと救えるのかな?」

エミリ「六花がアカネのことを見つけたみたいに?」

ユウ「そう。もし六花が車になったら……」

エミリ「急に劇場版ウテナの例えは……」

ユウ「じゃあもうすこし具体的なプロットで……そうだなあ、例えばあのアニメの後日談として、響くんが焦れてて六花に告白できないでいるとするでしょ。そういう人であると解釈する。グリッドマンの援護機の人たちに背中押されて初めて恋心を認識できたくらいだから。で、六花はっていうと、秘密を共有している内海くんと距離が縮まる。響くんはなんだか落ち着かない……そんなこんなで、ある日、内海くんと六花は、みたいな感じで、グリッドマンから響くんの気持ちを告げられて響くんの本当の気持ちを知っている六花は、内海くんから囁かれる愛の言葉と、響くんの行動に戸惑っていく。友達の関係ともうまくいかなくなってく」

エミリ「ベタな三角関係ねえ」

ユウ「ベタで三角関係でそして世界は関わらないから、グリッドマンがやってこないのが皮肉だね。で、六花は苦しむ。……そんな時、アカネはやってくるかな?っていう思考実験をしているんだけどね。アカネはきてくれないと思うんだよ」

エミリ「どうして?」

ユウ「『君が待っててもいなくても僕は走るよ』だから。離れて仕舞えば、それでおわり。グリッドマンも、怪獣も。アンチくんの能力も。だからね、そういう辛い時に六花はなにをしたらいいかっていえば、他でもない友達のアカネに、縋ればいいと思うんだよね」

エミリ「ああそっか、そうね、アカネはもう、変わったものね。最終話で、扉を開けてたものね。きっと来るわ」

ユウ「あと一つあるのは、アレクシスが六花の情念を餌にすることなんだけどね。そうするとまたグリッドマン登場になるね」

エミリ「ジェットマンみたいな展開になりそうね?」

ユウ「最終話で誰も死なないで……」

エミリ「それ自分では二次創作しないのかしら?」

ユウ「うーん。時間があったらしてたけど、今はちょっと。自分のメモ程度って感じかな。しかし今日はゆっくり気晴らし出来たなあ。ありがとねエミリ」

エミリ「明日遅刻したら間違いなくユウのせいだからね」

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刀使ノ巫女オンリー 雑記

2019/3/3(日)に刀使ノ巫女オンリーイベント「御前試合第一回戦 構え、写シ、始め!」が行われた。
私は『岩倉早苗合同』に一本、『長文おじさん』に二本、文章を寄稿した。文章といっても、二次創作というのではなく、あるアプローチから考察を試みるというものである。

オンリーイベントがどういう盛況になるのか、まったく読めていなかった。私は不参加であったのだが、当日、大勢の人が一般参加し、開始一時間で多くのサークルの本が完売状態にあったという。もっと早い時間もあったという。

現在は通販という便利なシステムがあって、イベントに参加しなくても本を手にすることができる。だが、現地で手に取れる実感というのも、得難いものだ。今回参加できなかったかたは、是非何らかのイベントに参加する機会を是非とも設けてみたらいかがと、提案してみる。

というのも、『岩倉早苗合同』『長文おじさん合同』に関してであるが、再販はないとのアナウンスがある。本媒体では、もう回ることはない。
同人誌は、個人負担で印刷費や時間を捻出する。思っていたより作業は大変であるということは、前回、BDP5thで、微力ながら活動に尽力した際、痛感したことである。
その際に参考となり得る情報は、どれだけ需要があるか?ということだ。在庫を抱えてしまっては荷物になってしまうし、売れ過ぎると、欲しかった人に届かない。だから、アンケートやいいね、リツイート数を参考に、需要調査をしている。
しかし、中には恥ずかしくて反応しづらい……黙って気配を消して買いたい……という人もいるだろう。もちろん、そのことは、こちらは、少なくとも私は、承知のうえである。かくいう私もついつい黙ってかってしまうクチだ。しかしその際、目当ての同人誌が売り切れてても、何も言わない。タイミングが合わなかったこと、欲しいと言えなかったこと、噛み合わなかったのだ、と納得する。

『岩倉早苗合同』はまんま岩倉早苗にかんするキャラクターに関する合同誌だが、こと『長文おじさん合同』でやりたかったこと、それは、とにかく「自分が思ったことを文章にして本にするよろこびを得ること」ということである。だから「長文」という括りは、人によってまちまちだし、ssやら論文調やら手紙の大捏造やらエモ散らかしやら、なんでもありなのである。形にすることが大切なのである。

ああ、ここがよかったな、と思うことは、実は誰でも出来ている。あともう一歩、踏み出せるかどうか。そこで本が出るかどうかのボーダーラインになる。

本は、手元に残る。それはかけがえのない瞬間である。今、多くのアニメが消えたり増えたり、忘れ去られたりしている中で、刀使ノ巫女というアニメがこんなに多くの人に愛されているのだと、アニメを知らない人が見たらどう感じるのだろう?想像するだけで、私は寄稿してよかったと、感無量になるのである。
もしも運悪く今回頒布された本が手に入らなかったら、刀使ノ巫女好きで繋がってみて、議論をしていただくのも大いにありかもしれない。

最後に、レイアウトや組版、入稿作業全般は、主催のしめじさんが全て行ってくださった。校正作業は様々なかたに協力していただいた。感謝してもしきれない。

自分の中にある思いを、文章にすることは、もしかしたらハードルが高いと思われるかもしれないが、それを続けることが大切だと実感した日であった。



余談だが、早速『月刊長文おじさん』という企画に参加中である。改めて刀使ノ巫女を見返したり、通販で届いた本を読んでいるが、面白さを噛み締めても噛み締めても、まだまだまだまだ自分の中から枯渇しないほどの情熱が湧き上がるのが、このコンテンツの面白さだと実感している。