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アニメや漫画

アイカツ:氷上スミレ、176話の失敗と117話での疑問点

エミリ「そういえば私、初対面の人からきまって『エミリって凄くクールそう〜』って言われるのよ。彫りが深くて喋ってない時は真顔は多いからでしょうね。で、喋ってみると意外とフランクで驚いたっていうところまでがテンプレ」


ユウ「ぼくも第一印象は活発なのに実はすごい真面目なんだねーすごいーみたいなことはよく言われるな。いや、すごいも何も、ぼくは普段のままいるだけなんだけどな、みたいな」

エミリ「アイカツの氷上スミレちゃん、結構こういうことで悩んでそう」

ユウ「……悩むかなあ? スミレ。あまり気にしなさそうだけれど」

エミリ「個人回をみてくと、気にしそうというか、どうしても気にしなければならないような描写があったりするのよ」



□117話、容姿と歌を素直に天秤にかけること

エミリ「私がスミレちゃんについて疑問に思ってたのはこれなのよ」

ユウ「初登場から美人である設定を最大限に活かした描写はされてきてるし、それ自体は納得いくけど」

エミリ「そう、スミレちゃんは美人。めちゃめちゃ美人。だからシャンプーCMのオファーが来た。でも私はこれを見た途端ちょっと怖いなって思ったのよ。……だって容姿よ?容姿を求められてるのよ?」

ユウ「ああ……」

エミリ「アイカツって合理的なアニメだから、例えば失敗しちゃったことでもすぐ思考を未来に進める。対象年齢もあるし教訓的だし、敢えて深く突っ込まなかったのかな、って思ってたの。まあ、そうは思ってても割り切れなかった部分はあるけどね。でも、スターライトクイーンカップでスミレちゃんがSA失敗したのを見たとき、疑問が解決したのよ」



□176話、スミレの失敗の要因。思考が未来に進むこととHP/MP消費は別物

ユウ「これはひなきなんかよく実感してることなんじゃないかな。143話でのあたしはもっと頑張れる→(KAYOKOに呼び出され)頑張りが足りなかったのかな、の流れ」

エミリ「うーんそれはどうかしら。ひなきちゃんは結構、未来に進む段階で空回りや空元気を繰り返してるんじゃないかなと思うけど。……ひなきちゃんについて触れると長くなるから置いておきましょう。
スミレちゃんはステージの前、どうやったら観客を盛り上げることができるかと考えてたのよ。対照的だったのがひなきちゃんで、挑戦するかしないか選択できる段階でしないという選択肢を視野に入れてる(もちろんそれは決して悪いことではない)。スミレちゃんは、受ける気満々だった。
スターライトクイーンを決めるここ1番の大ステージ。最終的に頼りになるのは自分自身。今までチームで戦ってきたあかジェネ面子にとっては試練のとき。
……実力不足とは言い難いでしょう。SAに挑戦する権限が観客の盛り上がりに左右されるとはいえ、それなりの能力値はないとそもそも盛り上がることすら許されない。その中で失敗したということは。
やっぱり一番大きかったのはプレッシャーだと思う。このプレッシャーは厄介で、例えば自分がやるべきことを定めても、心が、身体が追いついていかない。思考が未来に進むことはできても、HP/MPが足りなければパフォーマンスは完成されない。……スミレちゃんはそのプレッシャーが本当に大きいんじゃないかなと思うのよ」

ユウ「前述の、美人設定?」

エミリ「うん。幼い頃から人見知りで、黙ってても"かわいい"と思われ言葉を交わさないでお菓子を貰えてしまう(ハロウィン回)。……成長して、周囲の目線が、彼女にとってどれだけプレッシャーになることか、想像に難くないと思う」

ユウ「……確かにスミレちゃんはまだ身体が慣れきってないんだろうな、とは思うな。あずさに見守られ、あかりやひなきや様々な人と出会って、166話で回り道しながら自分の道をしっかり受け止めて……段階を跳躍しちゃったんだ。大舞台のためにはもっともっとHP/MPをつけなくちゃいけなかったんだ」

エミリ「アイカツ世界は残酷なまでに優しさで構成されているのに、スミレちゃんがめちゃめちゃ浮いて見えた理由がようやくわかったわ。生々しいのよ。めちゃめちゃ感情移入しちゃうもの」

ユウ「なんか、物語の舞台とキャラのベクトルって一致するものだと思っていたぼくの常識がことごとく覆された強烈なキャラクターだ……」

エミリ「氷上スミレちゃんに出会えて幸せ」

廃校ドールズ:感想/友達?人形?


ユウ「昨日の帰り、本屋に寄ったんだ。特に買うものもなかったんだけど、新刊コーナーにすごく興味をそそられる漫画があって、表紙買いしちゃった。それがこの『廃校ドールズ』一巻」


エミリ「あら、やっと買ったの。いつユウが買うかなって待ってたわ。私は発売日に買ったわよ」


ユウ「なんだって?!だったら言ってくれたっていいじゃないか、こんなに面白い漫画なのに!」


エミリ「面白い漫画だからこそ自分で見つけたときの喜びが大きいんでしょう。私にこうして言うってことは、人に伝えたかったほど面白かったってことなんだから」


ユウ「なるほど……ていうかぼくのほうがアニメや漫画歴は長いはずなのに、ぼくよりエミリのほうが詳しくなっていってるような気がする……」


エミリ「ユウと私じゃ見方や楽しみ方が違うのよきっと」




ユウ「この作品の何がいいって、ヒメリが"友達"という言葉について深く考えず人形に能力を使い"友達"を生産しているところなんだ。コーさんと再会した時にまるで興味がなく、ナナを辱めたいという目先の理由だけで動いてるところなんか特に。一言で言っちゃえば子供、なのかな。"友達"っていう言葉の意味を深く考えない。コーさんに"ありがとう"って言われた時に友達にそう言われるのは不思議だと呟いたり、一番最後のベルさんとのエピソードでも、彼女と会話した時の要は、自分が同じように友達に隠し事をされたら嫌だから、っていう自分本位な考えなんだ。境遇もあって極端だけど」


エミリ「言いたいことはわかるけど、私、それでもヒメリってあんまり好きじゃないのよね……見ててイライラするっていうか」


ユウ「けれどもヒメリがいることによって、会話が噛み合ってなかったり、お互いの思いをそもそも届けられなかったりするけれど、最後はしっかり向き合うんだよ。そのためにまず、ちさとは親に向かってヒメリを"友達"と呼んだ。ヒメリが言ったように、"人形"と書いて"トモダチ"と呼ぶんじゃなく、"友達"と書いて"トモダチ"と呼ぶために」


エミリ「……それって、物語の中でヒメリがいいように動いてるって捉えられるんだけど」


ユウ「あくまで結果論だよ。ヒメリがいることによって、っていう言い方がまずかったかな。ヒメリがいなきゃだめなんだ。ヒメリがいるから、こういう物語ができるんだ」


エミリ「……ヒメリは空想上の人物だけど、確かにその世界に生きているのね……」




エミリ「これを読んでいてずっと思ってたのが、コマの描き方が『GA芸術家アートデザインクラス』に似てるなーってこと。とにかく一コマの密度が高い、絵の丁寧さ、台詞数が多い、キャラが忙しない」


ユウ「ぼくも思ったよ。読むのに時間かかるんだよね、隅まで読むから。『ぷちます!』なんかもそうだったけど、表情だけでなく、キャラの動きも楽しいものは、見るだけでもあっという間に時間が過ぎていくね」




ユウ「ところでドールっていう要素から真っ先に『ファンタジスタドール』が頭に浮かんじゃったのってぼくだけかな」


エミリ「奇遇ね、私もよ。二人して安直ね全く」


ユウ「人形の友達、かー。ぼくは小さいころ、もっぱらブロックやゲームで、あまり人形遊びはしてなかったな。よくてぬいぐるみくらい」


エミリ「私はよくリカちゃん人形で遊んでいた思い出があるわね。まだ捨ててなかった気がするわ。久しぶりに、遊んでみようかしら」



廃校ドールズ (1) (まんがタイムKRコミックス)

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放課後のプレアデス:感想/輝く魔法のかけらたち 他

エミリ「おはようユウ……って、酷いくま。どうしたの?」


ユウ「エミリ、おはよう……昨日録画していた『放課後のプレアデス』を一気見して、夜空を見上げていたらいつの間にか朝になっていて、一睡もしていないんだ……」

エミリ「プレアデスを見ていたのはともかく、昨日は土砂降りだったでしょ。空は雨雲に覆われていたと思うんだけど」

ユウ「星たちは雨雲の上でも輝き続けるんだよ……ああめちゃくちゃロマンチックな物語だったなあ……」

エミリ「確かにロマンチックよねえ。7話のすばるとあおいが"取り残された側"と言って持っている同じキーホルダーのエピソードとか、すごく好きだわ。雪道を歩くシーン、なくしていたキーホルダーを見つけ出すシーン、それぞれの視点から描かれていくところは息を飲んで画面を見つめていたわ」

ユウ「目の前にいる子は確かに知っている人間なんだけど、平行世界の別の人間。こういう設定だからこそできるものだよね。ぼくは8話のななこが一人で太陽系外縁部にいったやつが印象的かな。孤独で名前もなかった惑星アパテとの邂逅。宇宙っていう膨大な空間の中で一人佇むななこのところへ駆けつけた4人。最高にロマンチック!」

エミリ「でもまあ極め付けは何と言っても」

ユウ「すばるとみなとの関係だよね!」

エミリ「二人の関係どこかで見たことあるなと思ったらあれだよ。『輪るピングドラム』だよ。まあ全体的に"何者でもなく、何者にもなりうる可能性"とかいうフレーズから"運命の乗り換え"あたりを連想するんだけど。みなとは陽毬ちゃんっぽいなあ」

ユウ「みなとがすばるに"選んでくれてありがとう"って言っても何の違和感もないよね。というかエミリってピンドラ好きだよね」

エミリ「特別好きってわけじゃないんだけど、なんだか印象に残るのよ。すばるは『ユリ熊嵐』の最終話で撃子が言ったセリフ"見つけたよ"を言ってもいいよね。最終話のあとでも」

ユウ「ああほんとロマンチックだなあ……ガチSF設定を盛り込んでこうもロマンチックにできるなんて……いや、もう既にSF自体がロマンチックなのかも?」



ユウ「ところで『放課後のプレアデス』は最終的に魔法が解けてみんな元の世界線に戻ったわけだけど、これは見逃しちゃいけないポイントだと思うんだ。魔法はいつか必ず解ける。そこで思い出したのが『アイドルマスターシンデレラガールズ』。3話のタイトルが"5人のシンデレラ"だったのもあってだね」

エミリ「シンデレラか……。そういえば『Wake Up,Girls!』のなにかの雑誌かガイドで"メンバーが解散するところまで描く"みたいなことを制作側がいていたような気がする。これもまさしく一種の"魔法"なのかな」

ユウ「大事なのは魔法が解けたあとにどうするか、だよね。魔法自体はなくなっても、魔法にかかっていた自分もなくなるわけじゃないんだから」

エミリ「デレマス二期、楽しみだね。……ところでさ、その机の上にある本は何?」

ユウ「ああ、宮沢賢治だよ。丁度ピンドラやプレアデスで題材になっていたから読んでいこうかなと」

エミリ「あまり本を読まないというユウが珍しい。やっぱり好きなことが絡むと行動力も増すのね」

ユウ「……なんだか、ユウは単純だって馬鹿にされてるようなきがする」

登場人物 ほか

ユウ:主にアニメが好きな女子高生。

エミリ:ユウに影響されてアニメを見るようになった友人。


主にこの二人がおしゃべりする。そうじゃない時もある。百合があれば飛びついていく。