寝床

アニメや漫画

廃校ドールズ:感想/友達?人形?


ユウ「昨日の帰り、本屋に寄ったんだ。特に買うものもなかったんだけど、新刊コーナーにすごく興味をそそられる漫画があって、表紙買いしちゃった。それがこの『廃校ドールズ』一巻」


エミリ「あら、やっと買ったの。いつユウが買うかなって待ってたわ。私は発売日に買ったわよ」


ユウ「なんだって?!だったら言ってくれたっていいじゃないか、こんなに面白い漫画なのに!」


エミリ「面白い漫画だからこそ自分で見つけたときの喜びが大きいんでしょう。私にこうして言うってことは、人に伝えたかったほど面白かったってことなんだから」


ユウ「なるほど……ていうかぼくのほうがアニメや漫画歴は長いはずなのに、ぼくよりエミリのほうが詳しくなっていってるような気がする……」


エミリ「ユウと私じゃ見方や楽しみ方が違うのよきっと」




ユウ「この作品の何がいいって、ヒメリが"友達"という言葉について深く考えず人形に能力を使い"友達"を生産しているところなんだ。コーさんと再会した時にまるで興味がなく、ナナを辱めたいという目先の理由だけで動いてるところなんか特に。一言で言っちゃえば子供、なのかな。"友達"っていう言葉の意味を深く考えない。コーさんに"ありがとう"って言われた時に友達にそう言われるのは不思議だと呟いたり、一番最後のベルさんとのエピソードでも、彼女と会話した時の要は、自分が同じように友達に隠し事をされたら嫌だから、っていう自分本位な考えなんだ。境遇もあって極端だけど」


エミリ「言いたいことはわかるけど、私、それでもヒメリってあんまり好きじゃないのよね……見ててイライラするっていうか」


ユウ「けれどもヒメリがいることによって、会話が噛み合ってなかったり、お互いの思いをそもそも届けられなかったりするけれど、最後はしっかり向き合うんだよ。そのためにまず、ちさとは親に向かってヒメリを"友達"と呼んだ。ヒメリが言ったように、"人形"と書いて"トモダチ"と呼ぶんじゃなく、"友達"と書いて"トモダチ"と呼ぶために」


エミリ「……それって、物語の中でヒメリがいいように動いてるって捉えられるんだけど」


ユウ「あくまで結果論だよ。ヒメリがいることによって、っていう言い方がまずかったかな。ヒメリがいなきゃだめなんだ。ヒメリがいるから、こういう物語ができるんだ」


エミリ「……ヒメリは空想上の人物だけど、確かにその世界に生きているのね……」




エミリ「これを読んでいてずっと思ってたのが、コマの描き方が『GA芸術家アートデザインクラス』に似てるなーってこと。とにかく一コマの密度が高い、絵の丁寧さ、台詞数が多い、キャラが忙しない」


ユウ「ぼくも思ったよ。読むのに時間かかるんだよね、隅まで読むから。『ぷちます!』なんかもそうだったけど、表情だけでなく、キャラの動きも楽しいものは、見るだけでもあっという間に時間が過ぎていくね」




ユウ「ところでドールっていう要素から真っ先に『ファンタジスタドール』が頭に浮かんじゃったのってぼくだけかな」


エミリ「奇遇ね、私もよ。二人して安直ね全く」


ユウ「人形の友達、かー。ぼくは小さいころ、もっぱらブロックやゲームで、あまり人形遊びはしてなかったな。よくてぬいぐるみくらい」


エミリ「私はよくリカちゃん人形で遊んでいた思い出があるわね。まだ捨ててなかった気がするわ。久しぶりに、遊んでみようかしら」



廃校ドールズ (1) (まんがタイムKRコミックス)

廃校ドールズ (1) (まんがタイムKRコミックス)