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ふらいんぐうぃっち:5話 感想/繋がる日常

脚本:赤尾でこ/絵コンテ、演出:佐山聖子/作画監督:矢向宏志、浅川翔、上田みねこ、佐野はるか




ユウ「こういう"繋がる"話にめっぽう弱い。アイカツ15話、ラブライブ2期8話なんかも繋がる話だったなと思い出す」

エミリ「終始泣きっぱなしだったわね」



◻︎時を繋ぐ日常

ユウ「ふらいんぐうぃっちの魅力は、何気ない日常を何気なく描写することだと思うんだ」

エミリ「わざとらしくない、いい意味で素朴なアニメよね。ゆったりした音楽だとか背景の美しさとか会話の間とか圭くんのテンションとか千夏ちゃんのリアクションとか。言ってたらキリがない」

ユウ「だから、最初の食卓のシーンでお父さんが茜におかずをとられて食べられなかったり、そのあとお昼に一人だけ特別におかずを用意されていたり(食後にでもお母さんに相談したのかなと想像できる)……という描写がある。これが会話のなかでなく画面で静かになされてるのでとっても癒される。それぞれの人物の時間がそれぞれに流れていくんだ。
で、朝食後、各々好きな時間を過ごす。千夏とチトの話はまず置いておいて、ここでいいなと思ったのは、真琴の日記だ」

エミリ「ついつい見ちゃうわよね、片付けてる時なんかにふと見つけちゃうと。過去にタイムスリップしたような気持ちになって……」

ユウ「そう、そんな気持ちになるのが日記の魅力。日記を書くことで何気ない日常がより明確になっていく。漬物のビンをみつけて表記された日付から日記のページを捲り、正体を探す……そしてそれを食卓に並べる。10/3の真琴の日常が確実に生きた瞬間だ。何気ないんだけど、確かにそこにあるって実感できる」

エミリ「もし日記を書いてなかったら……ビンのカバーを開けて、そういえばピクルス漬けてたなあくらいのことは覚えてただろうでしょうけど、明確な気持ちなんかはわからなかったかもしれないのよね」

ユウ「あと、なおと真琴が桜の花びらのおばあさんと出会って会話するシーン。魔女との昔話をするおばあさんと、コイバナ(?)に食いつくなお。その様子をみた真琴が好きな人がいるんですか? と聞くんだけど、特にいないと答える。もし、なおに気になる人ができたら、この話を思い出すのかな……なんて思ったり」

エミリ「タイムカプセルをみつけたシーンなんかも。まあタイムカプセルってもの自体が時を繋いでるけど。あそこで千夏ちゃんがみかけた男の子3人が何をしてたか判明するわけだけど、なおさん&真琴、千夏ちゃんでは認識の差がある。つまり、『誰が埋めたかはわからないけどタイムカプセルがあの場所に埋めてある』と『男の子3人があの場所で何かしていた』」

ユウ「あの場所を通る時、それぞれ別のことを考えるんだろうなあ」



◻︎魔女と人の繋がる日常

エミリ「真琴は魔女なのよね。そもそもそこからもう日常じゃなく異常なことなのよね。でもみんな淡々と日常をこなしてる。真琴は圭くんやなおが素直に接しているから日常を過ごせるというわけもあるけど、それでも、千夏ちゃんはまだ異常なのよね、魔女がいるイレギュラーが」

ユウ「その探究心と好奇心が既に日常になってるんだよね、いい意味で。探ってくのは日常だけど、やっぱり相手は魔女や使い魔だから、千夏の身に起きることはイレギュラーがいっぱいなんだ。こういう距離感は、ある程度話数を重ねないと発揮できないし、程よい日常と異常のバランスを爆発させているなと感じてる。でもバランスはすぐ倒れる可能性があるから、日常が異常になったりするし(落とし穴が使い魔の仕業だと思う)、逆もまたあり得る。これもまた日常なんだよね」

エミリ「魔女がいなければあり得なかった日常なのよね。おばあさんとおまじない好きの魔女との昔話も、それがきっかけで出会ったというおばあさんのおじいさんとのエピソードも」

ユウ「魔女や使い魔の存在が人間と同化し日常が生まれてるわけじゃなく、それぞれがそれぞれに生きてて、それが日常となってる、ただそれだけなんだな」



◻︎チトで繋がる日常

ユウ「チトは、散歩してチトナビをして終わり、じゃなくて、観測者のような存在になってるのがまたね」

エミリ「例えば、千夏ちゃんがおまじないと共に桜の花びらを受け取ったこと(あと水道に流されてまあいっかとわりきること)となおさんと真琴がおばあさんから聞いたおまじないが一緒でそれが同一人物なこと、前述したタイムカプセルと埋めた存在の関係。チトだけにしか知らないこと。もしかしたら将来それぞれのエピソードがふとした拍子に繋がる時が来るかもしれないけど、その日に起きた日常はきっとこれからも各各今日だけの日常として語られてくこと」

ユウ「決して全部が全部、直接線で繋がってるわけじゃなくて間接的に繋がってるのが日常感を増してると思う。
でもそんなチトでもわからないことが一つある。千夏が、チトが魔法を使って落とし穴にはめさせたと思っていること。秘密って言ってるから、これは千夏だけの秘密なのだ」

エミリ「かわいい」



◻︎その他

ユウ「圭の声優さん(菅原慎介さん)ののんびりした感じがまたいい味出してる。千夏さんの声優さん(鈴木絵理さん)の演技もリアクションがいちいちかわいいし、なおはみかしー(三上枝織さん)って最初にきいたときびっくりしたんだけどよい。真琴(篠田みなみさん)はピッタリだ」

エミリ「おばあさんに魔女?って聞かれたシーンでの戸惑い具合はとってもかわいかったわ。あとおばあさんCV久保田民絵さん」

ユウ「一発でわかった。千夏も真琴もなおもみんなかわいいけど、今回はおばあさんがベストオブかわいい」