読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

寝床

アニメや漫画

アイドル事変:1話 感想

二次元アイドルものだから、という理由でアイドル事変をみたのですが、予想以上にとんでもないアニメだなと思ったので書き留めておきます。


アイドル事変に関しては、アニメ化前にすでにアプリやCDでコンテンツが展開されているようですが、私はアニメで触れるのが初めてです。

まず、政治×アイドルということで、どう説明してくるのだろう、と思ったら、「不況、貧困、広がる格差、そんな先の見えない時代に女神たちが降臨した」という一言を残し、議員には賄賂というマイナスの側面だけを残して、カメラはアイドルたちへフォーカスされていきました。
新潟で田植えを応援をするため歌ってた主人公の星菜夏月が、近堂幸恵に誘われ、アイドルへの強い想い?憧れ?から、諦めずアイドル坂を登りきり、先輩アイドル鬼丸静と一緒にライブをして、アイドル議員になる、という話ですが、所々、演説など選挙活動はしているものの、これだけでは政治とアイドルが結びつかないなと思います。

楼凱党がしきりに政治に歌って踊るより〜と正当性を結びつけるのもアイドルが政治と結びついているのが当然の世界だからこそで、このアイドルと政治が結びついた当然の世界、っていうのが、アイドル事変のとんでもないところなのだと感じます。

鬼丸さんの過去話、オーラでみんな(それもアイドル)を潰してしまうというのも、アイドルとして不況の日本を変えるというより、アイドルとしてどう輝くかというアイドルの側面が強い気がします。

ライブパートでも、観客が「ものすごいオーラ!」と叫ぶことから、オーラの可視化が伺えたり、それに圧倒され応援する聴衆たち、楼凱党の人も例外ではない。そのことから、この世界にはある一種のアイドル信仰が根強くあるのではないのかというのが強い感想です。

HPが重くてみることができないのでストーリーの背景が詳しくわからないのですが、「アイドル議員」という枠が議員の中に自然に組み込まれているならば、私が認識しているアイドル像とアイドル事変におけるアイドル像は一致しない、つまり、アイドル事変には指摘されるまでもなく当然アイドル信仰があってもおかしくはないのではないかとも思います。
しかしそうなると、どうしてもアイドル議員以外の議員が、楼凱党という名前であったり賄賂をしていたりと、マイナス面で強調されるのが目立つ印象です。この世界観は、アイドルが輝く舞台が整っている、と強く感じます。
アイドル事変はタイトルがアイカツのオマージュのようなものであったり、崖に似た(と言ったらさすがに言い過ぎか)アイドル坂を登ったり、オーラという要素がでたり、アイカツを見ていたものとしてはアイカツとデジャヴな光景が多くみられると思いますが、しかし、アイカツよりもアイドルに配慮されている世界観であると感じます。

アイドル事変はアイドル×政治のアイドルが徐々に革命を起こしていくアニメかと思ったら、そもそも聴衆たちがアイドルに対するアイドル信仰を持っているアニメなのかもしれない、という感想を持って、2話以降もみたいなと思います。


余談ですがアイドル事変OPのサビ部分のダンスパートは、アニメというより、非常に三次元アイドルのMVのようなカメラワークだと思います。